
働く意味に迷ったとき、手に取った本
「仕事って、結局なんのため?」
「自分の価値ってなに?」
そんな疑問を抱えながらも、目の前の業務をこなす日々。
私自身、“どうせ生きるなら仕事も楽しみたい”という気持ちが強く、
ずっと「仕事と人生のバランス」について考えていました。そんなときに出会ったのが、チェ・イナさん著『会社のためではなく、自分のために働く、ということ』という一冊でした。
書籍の概要:『会社のためではなく、自分のために働く、ということ』
著者のチェ・イナさんは、韓国の人気出版社で編集者として活躍した女性。
大企業を退職後、フリーランスとして自分らしい働き方を追求する中で感じた「自分の軸で働く」という思想をまとめたのがこの本です。
・なんのために働いているのかわからない人
・自分の価値を見つけられない人
・時間を無駄にしていると思っている人
そんな人の背中をやさしく押してくれるような内容になっています。
自分の知らない自分を知る
|継続は、立派な才能
何かをやり続けることは、1日も欠かさなかった証拠であり、
やる気を削ぐ現実や心に打ち勝つ何かを持っているという意味である。(187ページ)
「続ける」ことの難しさは、多くの人が知っています。
「やめたい」「逃げたい」と思う瞬間は、きっと誰にでもあります。だからこそ、どんな試練が訪れようとも、ひたすら続けられる人は、立派な才能の持ち主だと思います。
まずは、“自分を信じて進み続ける”と、自分との約束を守り続けることで、自分で自分の人生を切り開いていけるようになるのだと思います。
|探すではなく、育てる
「一目惚れのように、最初から興味をそそられる仕事に出会えたら幸せだが、
運命の相手と必ずしも一目惚れで結ばれるわけではないように、
最初からその仕事を好きになる必要はない。」(217ページ)
自分に合う仕事や得意なことというのは、どこかに最初から存在しているのではなく、自分で育てて見つけていくことで見えてくるのだと思います。そこには、時間や労力が必要でどのように使うかも重要になってきます。
そして、常に疑問や違和感に目を向け、アンテナを張りながら日々を過ごすのが前提にあると思います。
まとめ
・続けることは、一つの立派な才能。とにかく続けることをやめないこと。
・自分と向き合い、思考と行動を繰り返していけば、自分の価値に気づく時がくる。
仕事においても日常においても、意味のないことは存在しないと思っています。逆に全てに意味が存在するということです。
その意味に気づく頃には、自分の存在自体が生きる希望や活力となり、人生を楽しくさせるのだと思います。
まずは「自分のために働く」とは何か、ぜひ自分の心に耳を澄まして考えてみてください。
人生が変わっていく重要な一歩になるかもしれません。
